2024/07/30 12:22

『消失的記憶:舊香港的光影故事』入荷しました。


「香港といえば香港映画だ」というと安直でしょうか。

はい、それはきっと安直です。香港の街で暮らしはじめて、そう考えるようになりました。


もちろん、それが間違いだということではありません。香港という小さな街は、映画だけではなく、ものすごくたくさんの顔を持っているのです。


香港の街で過ごしているうちに気づくのが、彼らは自分たちのアイデンティティをとても大切にしているということ。


「香港」「Hong Kong」という文字は必ず毎日目にしますし、街の人と接すると「これが香港式だよ」「ここは香港だからね」という言葉をよく聞きます。


そして、そんなたくさんの顔=彼らのアイデンティティが詰め込まれているのが、カンフー映画をはじめとした映像作品だ、ということなのです。


本書『消失的記憶:舊香港的光影故事』では、過去の香港映画作品、テレビドラマ作品の解説を通して香港の歴史や文化、香港の人々の価値観を紹介しています。


タイトルは「消失的記憶/失われた記憶」。

近年、人々が大切にしてきた香港らしい価値観やアイデンティティは”失われた”と感じる香港の方が多いようですが、本当にそうなのかしら。


最近香港に暮らし始めた店主からすると、いまでも十分残っているけどな。


人情味にあふれ、おおらかで大胆で、時々弱気なところもあるけれど、少々(割と?)粗々しい。そんな香港の街の人の姿。


(もう無くしてしまったと手放してしまうには、まだまだ早いのでは?)なんちゃって。


古き良き、昔の香港を知りたい方。

香港映画やドラマ作品を知り、振り返りたい方。


ぜひ本書を手に取ってみてください!


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